明日はきれいな風が吹く

思ったことを色々書きます。

なるほどなと思った「持ち込み可」のテストのお話

大学生時代のお話

 

当時は授業に対するやる気がほとんどなく、授業中は話を聞かず、家でも勉強をしないという大学生でした。

周りの人はテスト前に勉強をしていたらしいのですが、ほとんどその記憶もなく。一夜漬けすらしなかったですね。なので単位はぼろぼろ落とし。持ち込み可の場合は、テスト問題見てから勉強すればいいやという考えでした。

 

なので、ほとんど知識として身につかず。

実習は長引かせて一人でやるのが嫌だったので、かなり頑張って時間内に終わらせていました。なのでこちらは多少身についたかなと。

 

前フリが長くなりましたが、ここからが本題。

 

当時受けていた数学系の授業があり、テストは持ち込み可だったんですね。

ただし、持ち込める物は「手書きのA4用紙2枚」まで、という指定つきです。

その授業は教科書を使わずに、毎週プリントを配る形式でした。

 

さぁ困りました。

テスト当日はこのプリントを持っていけない。しかも授業はほとんど頭に入っていない。

 

となれば、カンペ(と言えるかわかりませんが)を作るしかない。ちゃんとした内容のものを用意して持ち込まないと、手も足もでない。

しかし授業は10週(大学がばれるかな)。10週を2枚ということは、両面使ったとしても、A4の片側に2コマ分以上の内容をせっせと書かないといけない。

 

単位を落としたくなかったので、これは頑張りました。どの内容を書いておけばいいのかを考えたり。公式だけを埋めていっても内容を理解していないので、例題と答えも書いたり。1週目から最後の週までのプリントを全部読み返して、重要度を精査したり。

そこそこ楽しかったですね。前日に2,3時間ほどで、割といい内容のカンペができました。

 

そしてテスト当日。

前日に必死になって作ったカンペでしたが、あまり出番はなかったです。前日にカンペを作る際に何回も授業の内容を見直し、紙に書くことによって、授業の内容の大半が頭に入っていたんです。

なので見直しとか、あやふやな知識を探すのにカンペは使いましたが、ほとんどスムーズに解けました。単位の評価も悪くなかったはずです。

 

振り返ると、これは相当いいシステムだなと。

持ち込み不可一発勝負よりも、保険が効くとも思いますし。よほど自信がある人以外は持ち込み用の紙を用意したくなるはずなので、そこで勉強になりますし。

私は当時、本当に自堕落な学生で、持ち込み不可のテストで内容が難しそうだと、その時点で諦めてテストに行かなかったりしたので。でもこの方式だと、カンペを作るというのはハードルが低いので取り組めましたし。

教育関係者の方にはぜひ採用していただきたいシステムだと思います。

 

 

おまけ

あやふやな記憶ですが、確かアメトーークの中で、オリエンタルラジオの中田も似たようなことを言っていた気がします。あれは学生目線の話でしたか。

内容は、

・テスト前にカンペを作る

・カンペを作る時の、重要度の高い箇所を抜き出すという行為、は勉強になる

・テスト前までカンペを見て、直前にそれを捨てろ

といった内容のような。

これもその通りだなと思います。綺麗なノートを作るのではなく、もっと効率的な勉強をしろと。

もっと早くこれに気が付きたかった。。。